COVID-19の影響でアメリカもほとんどの州でStay-Home-Order(やや外出禁止というニュアンスと異なるような気がしますが)が出て、レストランや小売店の営業規制がかかったことから、今までにも増して配達の需要と利便性が高まりました。
食料品も含めていまではほとんどのものが配達で調達できます。原油の値下がりによりガソリン代も20年ぶりに$1.1/gallon(35円/リッターくらいでしょうか)を記録したので配達コストも安く済んでいるのでしょう。
アメリカ人は国民性なのか、このような局面に対して素直というか、極端というか、単純というか、多くの電化製品、ホームセンターなどの小売店が店内購買を廃止し、配達か路肩受け渡し(Curbside Pickup)というものを始めました。基本的にはすべてオンラインオーダーで、配達か、急いでいる場合や送料を取られたくない場合などに路肩受け渡しを選べます。コロナ騒動が始まったときには、だれがマスクなんかするものかと言っていたのが今では全員していますし、このように臨機応変(?)にコロッと変わるところがアメリカ人の大変いいところです(笑)。
これは・・・使ってみると相当に便利。路肩といっても、アメリカの小売店でも大きな駐車場がついているので、Curbside Pickup専用の駐車場に止めてスマホアプリなどで「着いた」と情報を送ると店員が商品を車まで持ってきてくれて、トランクに入れてくれるというものです。車から一歩も降りないわけで、基本ドライブスルーと同じですね。食料品店では2、3年前から配達とドライブスルーピックアップは一般的になっていましたが、ホームセンターや電化製品では重たいものも多いのでこれは大変便利です。しかも、店員が客に近づかない!というコンセプトなので車の窓からは渡してくれません。そういうところが徹底しており、このCurbside Pickupがコロナ騒動が終わったあとも引き続きオプションで選べればいいな、と思っている今日このごろです。
同じように前からあった銀行のドライブスルーは、今現在銀行支店の各ロビー窓口は閉まっておりドライブスルーのみの運営となっています。ドライブスルーATMは普段からよく使いますが、その他の用事で銀行のドライブスルーはロビークローズのおかげではじめて体験しました。これは・・・・・・・・便利!各顧客により用事がまちまちでかかる時間もまちまちですから、どのレーンに並ぶかが待ち時間に大きく影響しますが、急いでなければ音楽でも聴きながら待っていればいいので、店内に入って並ぶよりはずっといいことが分かりました。なにごとも経験するものですね。