「読書」の投稿に関連して・・・小さなころから読書を好んでました。近年、活字文化がどうやら動画文化へ移行しつつあり、ブロガーもYoutuberに、なんて時代になってきましたね。もうひとつ、日本にはマンガ文化もあり現在Youtubeにもマンガを動画で見る!というものが増えていて興味深いですね。これは日本特有のものではないでしょうか。
本サイトのような活字のページとしても、やはり写真一枚もないと味気ない感じがあり、わたしもどうしてもこのサイトにもところどころに写真や挿絵を入れたくなります。これは、文筆業やジャーナリストではない筆の弱さからくるところではないかと思います。ただの理系のエンジニアですから、文章そのものに、尊敬する松本清張や大藪晴彦のような深みや輝きを持たせらない、文字だけで伝える技術がないのですね。
活字ファンだったら、好きな作家の作品が映画化されたらうれしいものの、見てみると大抵「なんじゃこれは~~」となることが多いはずです。原作とどうしても比較して奥の深さとかいろいろなものが物足りなく感じるのが普通です。原作により膨らんだ自分の人物像や風景のイメージが、映像によりことごとく覆されることがイヤなんですね。それほど小説、活字の世界は奥行きが広いと言えます。
アメリカ人は日本人にくらべて、5倍ほど活字に強い「活字文化」の人たちです。スーパーマンなどの子供向けマンガがあるものの、中学生くらいからは読むものは活字に変わってしまいますから、とにかく活字に強いです。なんというか、何ページもある仕事などの文章を辛抱強く読むのが得意です。
アメリカ人に道を尋ねるときに、ストリート名が覚えられないし紙に書いてくれと頼むと、100人中99人が文章で書きます!住所が番地+ストリート名である、道には必ず名前がある、というところが大きいのでしょうが、日本人なら普通簡易的な「地図」を書こうとしますよね。そういう意味では、小さなころからマンガ文化があるからか(?)日本人の方が圧倒的に「絵心」がありますし、アメリカ人は一般的にそのような手書きの絵を書くのが大変苦手です。
日本の漫画も世界的にかなり有名になり、有名な日本の漫画が翻訳されて書店のコーナーの一角を占めるようになってきました。NETFLIXなどでもジャンルのひとつとして「アニメ」ができて、やはりそれもみな日本のものですね。アメリカ人の小さい子や若い人に人気が出てきたことは確かですが、いまだにアメリカ人はアニメや漫画などは、ディズニーなど子供向けにしか作りませんのでジャンルとしては「キッズ」の方にあるのですね。
ところで、アメリカで英訳されて売られていた日本の漫画を手に取ってみたところ、とにかく読み辛い!なぜでしょうか?日本の漫画はどういうわけかいまだに「縦書き」の「右から左へのページめくり」なんですね。そこに「横書き」の「左から右への文章、セリフ」を入れられるととても読み辛いのです。アメリカ人も、まず読もうとしたら裏表紙が出てきてビックリし、その後、右から左へ読んでいくのは多大な違和感を持っているはずです(笑)。日本の雑誌などももう半分くらいは、横書き、左から右、になってきているのではと思います。社会人になって仕事をするうえで、縦書きの機会などほとんどなくなってきます。
日本語は縦書きも横書きもできるすばらしい言語なので、今後、グローバル化(笑)を考えれば、漫画も横書き、左から右、にしていくべきではないか???と考えたりしました。それはそれで日本人にとっては、壮絶な違和感があるのでしょうか?どうでもいいことですが、少し気になりました。